2009年4月4日土曜日

またしても、タイトル変えました


帰国を控えて「ばかのひとつおぼえ」にタイトルを変更してから、ほとんどなにも書くことがなく、ひとつおぼえ以上のバカである自分をなんとも愛おしく思っているわけですが、京都に来たら来たで、日本の生活がもうよくわかんなくなってる自分というのがいまして、今までの似非アカデミック路線はもう止めて、京都生活の不思議をタラタラと書いてくことにします。別にタイトル変えたからってもっと頻繁に書けるようになるわけではないです。
改めて日本に来て思ったこと(ただし、関西住まいは始めてなんで、下の印象を《日本》の表象に還元するには注意が必要。むしろほぼ《外国》に来たのと同じ状況である。言葉や身振りの問題も含めて。)。
  • 子どもが少なすぎる。相対的に年寄りが多すぎる。
  • →更に相対的に子どもたちのケア体制に不安。今は単身赴任状態だけど、家族を呼び寄せたあとどうなるんだろ。
  • テレビがつまらなくなった。
  • →20年前とほとんど同じタレント、評論家、批評家がそのまま年を取って同じことばかり言ってる気がする。
  • →ただし、今の下宿は地上波アナログしか受信できないので真相は不明。
  • ウェブを通してラジオを聞けない。
  • →ラジオを買わないとラジオは聞けないという、当たり前のことに愕然としています。
  • 情報通信サービスはこっちのが進んでいるというけれど、末端消費者のコスト負担が高く、なかなか利用できない。通信速度だけは世界一だけど、それは日本は全部電柱に電線だから、敷設コストがかからず、工事期間が短くて済むため。フランスは全部地下に埋めるからなかなか進まない。
  • 役所や事務手続きの効率はすごい。それだけ共通の信用があるんだろうけど(証明書は機械で発行されるし、大抵の手続きは印鑑でもサインでも出来ちゃう。パスポートの終わりのページに自分で住所を記入したら住所確認書類として認められるし)、逆に言えばかなり無防備。
  • 銀行の名前が訳判らん(昔《富士銀行》というところに口座持ってたんですが、今は何銀行に行ったらいいんですか?)。
  • 云々……

赴任した精華大学というところは、京都北部の谷間にあるところで、なかなかおもしろいところです。所謂美大なので、谷間に沿ってキャンパスの奥に散歩に行くと、こんな光景に出くわします。
山奥〜って感じ。日本画に出てくる動物を集めた一角があって、鶴やら鹿やら雉やらがのんびりと暮らしております。鹿舎の近くには学生たちの作った掘っ建て小屋がいくつか並んでいて、どうやらそこに画材を持ち込んで住み込み(?)で鹿の絵を描くらしいです。

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