2008年11月2日日曜日

タグと知識共有

今やってる仕事柄、SNS関連のオープンソースプログラムの展開には興味があるのだが、日本に帰るとやっぱミクシの独壇場ということなのだろうな。Open PNEとか使ってみたけど、インターフェースがほぼミクシを踏襲しているので、社内連絡網(全員日本人)にするのは結構上手くいったが(結局みんなすぐ飽きたけども)、リソースシェアの効率なんかはあまり上手に考えられていない感じがする。ワードプレスを応用したものなんかもぼちぼちあるんだけど、みんな気合い入れ過ぎて機能ごてごてのやつとか、フェイスブックのパクリみたいのが多く、だったらミクシとフェイスブック入ってりゃ済むじゃんという結論に結局至ってしまうのだ。ニッチ情報向けのSNSとかいって商品化しても、3つも4つもネットワークに入ってたらアップデートするだけで大変だし。几帳面な人はネットワークの数分用途を分けたり、アイデンティティを分けたりしているんだろうけど(大体一ネットワークに一アイデンティティなんていう考え方はどっから来たんだろう←昔は一端末(IPアドレス)に一アイデンティティだったのを考えると今の方がマシか?)。

で、僕なりの結論を言うとですね、これ以上新しいSNSなんて不要なんですよ、多分。少なくとも商業ベースの事業としては成り立たないでしょう。WEB2.0、みんな疲れてない(笑)?

とか思いながら、ブックマークの整理をしてたら、結構面白いもん見っけちゃいました。一つは、自分のブログに、RSSで引っ張ってきた他人のブログの記事を丸ごと掲載出来るブログソフト。自分のブログだと考えず、みんながバラバラに書いているブログを一つのURLにまとめて表示(タイトルリストだけでなく、記事全体が普通のブログ同様に表示される(もちろん出典元へのリンクも表示される)出来ると考えれば、新しい目的のためにわざわざ新しいブログを立ち上げる必要もなく、そのURLに特定のテーマに沿った関連情報をまとめることが出来る。もう一つは、タグ一つ一つをネットワークだと考えて、複数の参加者が共同でタグクラウドを作ってゆくプログラム。自分でタグを作っても良いし、既存のタグに書き加えても良い。書き込む内容は、ブックマークだけでもヨイし、視聴覚ファイルの場所やそれに対する批評でも良い。ほとんどツイッターに近い短信ぶり。それら全てにコメントもつけられる。トップページは巨大なタグクラウドになるんだけど、これ知識共有には使いやすいかもね。共同作業でプロジェクト回してゆく時など。いずれにせよ、これ以上新しいブログやアカウントやアイデンティティを増やさずとも、今あるものをコンパイル・エディットする事で新しい情報としての価値を与えられるよう作ってある(ように思える)のが面白い。多分これからはこういうものがまず出てきて、それから今の僕には思いつかないような新しいサービスが出てくるのだろう。

それもこれも、今度は商売っ気抜きでポピュラー音楽研究者の知識共有ネットワークを作ってみたいと思うからなんだけど。

ただ、こういうのって、よく見極めてからみんなにゴーサイン出さないと、中途半端にやって、やっぱ使い勝手悪かったとかにもなるんだよね。

1 件のコメント:

DJmagimix さんのコメント...

お、タグと言ってもフィリップのことではない(笑)。